Frozen

ふいに夜中何かに呼ばれるような気がして目が覚めるとき、それは空耳ではなく、確かな感覚であった。

まるで蛇が生き物の存在を肌で感じるように、

まるで象が遠くの仲間の存在を肌で感じるように。

水のありかは微かに伝わり、世界の裏側まで届いている。

自分を知るみなが寝静まったときに、空気はすみわたり、存在が届く。

誰も知らないかもしれない、もしかしたら究極の勘違いかもしれないこの感覚。

疑いの中で何度も感覚を深めていく。

他の人は気付いていないのだろうか?

寝苦しい日が続き、何度も目が覚めるあなたは、ひとりではないかもしれない。

そんなものが世を見通す力となるのだろうか。