お年玉

小さな異常に気付かないふりをしていると、取り返しがつかないところまできたときにはもう手の施しようがないかもしれない。

なにか引っかかることに気づいたとき、その答えはすぐには出ないかもしれなくても、そのことに関し思いをめぐらせ、問いを持ち続けなくてはならない。その違和感はきっと、時を超えて場所を超えて世代を超えて、みゃくみゃくと受け継がれてきたなにかであろう。

なにかをないがしろにして突き進むそのやりかたは果たしてどこに向かうのだろうか。

あらゆるものを連れていく決定を、その自己矛盾した決断を人類は必要としているのかもしれない。