経済の原動力

経済とは、古くは経世済民であり、何かに気づいた人たちが不平等の是正を求めて動いた結果であった。

いまでは経済とは捉え所のない欲の塊となっているが、もともと経済とは戦乱からの復興、天災からの復興、貧困からの脱却を目的としたものである。

不平等のなかに経済の種は眠っているはずだが、不平等の是正からはじまった経済という生き物は常に不平等を内包しながら、その不平等の場所を変えながらすくすくと育っていく。

この大きな魔物とうまく共存するために必要なことは、経済がかつて起こった小さな悲しみと喜びの種を忘れないことのようだ。

小さなもの、弱いもの、目立たないもの、そしてはみ出してしまうものに気づいてしまったら、動いてしまうということだ。