ひげそりはすごい。
LABIに行くと、はじからはじまでひげそりだ。
使い捨てひげそりと、交換型T字ひげそりと、電動T字ひげそりコーナーはジレット、シック、貝印の戦場だ。
電動シェーバーはフィリップス、ブラウン、パナソニック、イズミ、、などなどがひしめいている。
フィリップスだけでも10種類以上のひげそりがある。
こうやって文章を書いている間にも、世の中のひげは伸びていく。寝ている間も起きているあいだもせっせせっせとひげは伸びる。
こっからここまで全部くださいという注文を待っているかのように。
フロアを席巻するひげそり。
「どれもぜんぶおなじひげそりじゃないか」という感想はあまりに野暮だ。
こんなに沢山の種類があるなかでも、一番売れているものは一番売れている。そのデザイン、形、機能、そしてなにを伝えようとしているかの包括的な、ほんの小さなメッセージ性の違い、そして各国においている組織やサポートの人員。
目に見える部分も目に見えない部分も包括して、なにかの違いがそこには表現されているような気がした。