顔まわりのおもいで

手や足は最近になって発達した場所だ。生まれたばかりの時は、鼻と口と顎の周りの空間、首や心臓あたりまでが赤ちゃんの手足のリーチだった。

人間の知覚は組織別に認識されているのではなく、座標によって認識されているのだろう。

その感覚を大切にすれば、波打ち、風がまきあがる。

あとから手に入れたものはいらないものはないものの、まるでそれは消えていくかのように、全ての概念がその場所についてくるのだろう。