投資の神様として扱われることの多いバフェットですが、
実は売上23兆円(1946億ドル)のコングロマリットのCEOでもあります。
そんなバフェットの投資家の側面よりも、経営者としての側面を分析した本がこれ。
本当はBerkshireHathawayAnnualReport原文を読むことをお勧めしますが、
わかりやすく日本語訳してある以下のような本もあります↓
バフェットの経営術
バフェットからの手紙は、バークシャーハサウェイの株主に毎年送られる報告書
バフェットの物言いは多くの失敗と教訓が詰まっていることを連想させます。
・達人の教えをほんの2,3時間学ぶほうが、10年間かけて構築した独自の考えとおぼしきものよりはるかに価値があることが実証されました
・マーケットで活発に取引する人間を投資家と呼ぶことは、一夜の恋を繰り返す人をロマンチストと呼ぶようなものだ
・「一つのバスケットに全ての卵を入れてはいけない」ではなく、「一つのバスケットに全ての卵を入れて、それを常に見張りなさい」
・真の投資とは、価格と価値の間の関係を査定した結果に基づくべき
・価格と価値の比較を行わない戦略を、投資と呼ぶのは検討外れである
・支払う価格が得られる価値よりも安いという確信からではなく、価格が上昇するという期待から行う投機に過ぎない
・どうしても賢明な投資の原則を3語で短く表すとすれば、安全域(margin-of-safety)
・投資家は自分が事業についてよく知っており、信頼のおける経営者がいる2,3の企業に投資資金を集中すべきである
・投資資金や投資に対する注意力が分散されれば、リスクが上昇することになる
・すでにお金を持っていて、働く必要のない優秀な人に、いかに働く動機を与えて動いてもらうかが経営の秘訣
戦略を考える上で、世界一の知恵を拝借することはとても有益でしょう。
ちなみに、バークシャーハサウェイの取締役には、ビルゲイツや元コカコーラ社長のドナルドキーオ、元ヤフー社長のスーザンデッカーなど、名だたるスターが揃っているみたいです。
バークシャーハサウェイは現代コングロマリット経営の教科書になりそうですね。
バフェットからの手紙や、オーナーズマニュアルの原文はこちら↓