Surface

両国のヒキガエルたちは集団でゲコゲコ、もぞもぞと這い回っていた。それを見たときの第一印象はまずグロテスクという一言だ。

押上のウツボはおそらく24時間以上も、口をパクパクさせて岩場に隠れていた。その姿はあまりにもダサい感じがする。

刀剣は誰がみたとしても、人を切るために作られたということが明確にわかる。

機能を突き詰めると、直感的なメッセージが発せられる。

生き物がせめぎ合う中で、記憶に残るのはほんの表層のイメージだけかもしれない。

プールの水を手でかいたときに、表面の水は波となって動き回るが、少し下の水はビクともしない。

風を腕できったところで、10mさきにも届かない。

しかし、その表層が、奥底も含めたなんらかの波紋を世の中に残していることは確かだ。

薄っぺらさのなかにはもっと大きな意味が眠っている。