パンのみみ

いつからか、ピザのみみがとても美味しくなく感じるようになった。

マルゲリータの具の部分に比べて、みみの部分はとてもそっけなく、味気ない。

ピザを作るにあたって絶対になくせない要素、それがみみだ。

これまで色々なピザを食べてきたが、みみがないピザは見たことがない。

小さい頃は、バターも付いていないパンをおいしく食べた。

おかずがない白いごはんを何杯も食べても食べ飽きなかった。

パンのみみが食べたくなくなったのはなぜだろう。

肉まんの、肉の部分にたどりつくまでの、あの憂鬱なひとくち、ふたくち。

そこには、大きな意味が込められている気がする。