Stardom

スターという言葉は面白い。

その響きは無敵のような印象をも持つ。

星のイメージは輝きだが、世の中の星のほとんどは光ってはいない。

スターの地位とは、輝く側と、輝かない側のどちらもが存在することで成り立つ。

スターになるものはスターにならないものとの共同作業を通り抜ける必要があるのだ。

ふと一緒に月を眺めたその瞬間がスターである。

ふと一緒に、その場の空気の重さを感じたその瞬間がスターである。

ふと一瞬、自分の体を認識し、疎外感を感じたその瞬間がスターである。

しかして、スターダムとは、一緒に過ごした記憶を最大限にきざみつけようとする悪あがきなのだろう。