当たり前の感覚を変えること。
これが物事を『うまくいかない』から『うまくいく』へ変えるのにとても効果がある。
たとえば、初めて取り組む未知の作業は、既知の作業に紐付ける。
営業成績を上げようと思ったら、うまくできる何かと比較する。
息を吸って、吐くのが簡単にできるんだから、
営業成績も同じようにすれば上がる。
と、本気で理解できるころには、本当に営業成績は上がっている。
同じ次元で考えてはいけない。
営業を成功させようとしたら、営業の文脈で考えるとだめだ。
経営を成功させようとしたら、経営の文脈で考えるとだめだ。
『水を飲む』のと、経営と、一体なにが違うのか?
これを考えていれば、
経営がなぜうまくいかないのか?
もしくはどうすればうまくいくのか?
がわかるし、
実際には、水を飲むのと同じなんだと思います。
難しく考えてはいけない。
ものごとは常にシンプルだ。
3日後に食べる昼ごはんのことを、今日ずっと考えて暮らしている人はいない。
しかし、営業資料を準備するとなると、3日後のことを考えて暮らしている人がいる。
これはとても不自然だ。
何も考えなくてもできることがあるのに、
何か考えないとできないことが、果たしてあるのだろうか?
いや、むしろ、なにか考えている時点で不自然ではないだろうか?
コーヒーを飲みながらリラックスしているときに解決しない問題は、
そもそも解決しないのではないでしょうか?(問題設定が間違えている)
究極のうまくいく状態は、どうやってやるかを考えない状態です。
『どうやって目の前のコーヒーを飲もうか?』
なんていちいち考えないですよね。
どうやって飲もうと考えている時点で、ピントが外れています。
『いやいや、そんな、コーヒーを飲むのとはわけが違いますよ』
という営業マンには、
『じゃあ人生で最もうまく売れたときってどんな感じでした?』
と聞くとよい。
必ず、
『売ろうとしていないのに自然と売れました』
と答えるのです。
そのような、日常に起こる
『一見難しく見える』(でも全然難しくない)
ことを、
『当たり前にできていること』に置き換えて考えてみると、
ものごとはとてもクリアになると思うのです。
難しい考えごとを別の簡単なことに置き換えるとうまく解くことができます。
基本、簡単に考えていくと、もはや、悩んでいるということは、
悩みたくて好き好んで悩んでいるだけではないか?とも思えてきます。
いたずらに悩みを作るのではなく、
川の流れのように、日々の選択をすることができれば、悩みがないのが当たり前になってくるのではないでしょうか。
↑思い出の川。札幌市藻南公園・豊平川